日本の歌はおもしろい

虫のこえ

作詞:未詳 作曲:未詳 文部省唱歌 明治43年(1910年)

歌詞

あれ松虫が 鳴いている
ちんちろちんちろ
ちんちろりん
あれすず虫も 鳴き出した
りんりんりんりん
りいんりん
秋の夜長よながを 鳴き通す
ああおもしろい 虫のこえ

きりきりきりきり
こおろぎや
がちゃがちゃがちゃがちゃ
くつわ虫
あとから馬おい
おいついて
ちょんちょんちょんちょん
すいっちょん
秋の夜長を 鳴き通す
ああおもしろい 虫のこえ

解説

秋の虫たちが合唱しています。虫の音を音楽として楽しむのは日本人独特どくとくの感覚です。
2番の「きりきり・・・」に続く歌詞かしは、もとは「きりぎりす」でした。昔はこおろぎのことをきりぎりすと呼んでいたのです。